色相を順序立てて円環にしたものを色相環といいます。色相環は境目がなく連続的なものですが、上の図は分かり易くするため光の三原色であるR・G・B(レッド、グリーン、ブルー)と色の三原色であるC・M・Y(シアン、マゼンタ、イエロー)の6色にしています。
色相環の180度反対側の色が、それぞれの色の補色になりますが、補色は元の色を中和させることが出来ます。
例えばマゼンタ被りの画像は、グリーンを強くすることで、イエロー被りの画像はブルーを強くすることで、シアン被りの画像はレッドを強くすることで、色被りの補正ができます。
レタッチなどで、R・G・Bのレベル補正をする場合、R・G・Bの強弱で調整しますので、レッド、グリーン、ブルーの色被りは、それぞれの色を弱くすることで調整します。
色相環と補色の概念があると、簡単に色被りの調整ができるので、覚えておくと重宝します。