Bernd EverdingによるPixabayからの画像
シャッター機構などカメラが作動することによるブレは、カメラを三脚にセットした上で、レリーズボタンを使ったり、シャッターを切る前にミラーアップをしておくなどの対策があります。
また300mmを超すような超望遠レンズでは、三脚の他にレンズやカメラを支える一脚などのサポート対策が必要になってきます。
手ブレや被写体ブレに対し最も有効な対策は、シャッター速度を上げることです。
しかし、シャッター速度を上げると、カメラが取り込む光量は、絞りを大きく開けないと不足します。
解放絞りがF8.0とかF11の暗いレンズでは、シャッター速度を上げたくても、上げれない場合が出てきます。
カメラの上級者やベテランが300mmF2.8(通称:サンニッパ)や400mmF2.8(通称:ヨンニッパ)など高価な大口径望遠レンズを所有しているのは、このためでもあります。
シャッター速度を上げる工夫はもう一つあります。ISO感度を上げることです。
ISO感度を上げると、取り込んだ光量をカメラ内のアンプで増幅させ、あたかも大量の光量を取り込んだようなことになるので、シャッター速度を上げることが出来るのです。
少し前のデジタルカメラでは、ISO感度を上げると、高感度ノイズが目立ちましたが、最近のカメラはISO6400やISO12800位でも高感度ノイズが全く気にならないものもあります。
自分のカメラの高感度ノイズの特性を確認し、積極的にISO感度を上げ、高速シャッターでブレによる失敗を防ぎましょう。